皆様ご機嫌いかがですか?

今年もまた6月の終わりから7月はじめにかけて英国を旅して参りました。
ハイシーズンのイギリスはお天気も良くいたるところが花盛り。
今日からまた少しずつレポートを綴り爽やかな夏を皆様へお届けいたします。

2015年8月 荻野洋子

 朝6時の羽田空港のDepparture Loungeはもうすでに沢山の旅人たちでにぎわっています。今回の旅は日本航空と英国航空の共同運航便でロンドンへ向かいます。  これから12時間の長い間フライトを共にする飛行機によろしくーとエールを送ります。  今回の旅のお仲間。奥川伊津子さんと杉浦ルリ子さん。こらから10日間、どうぞよろしくお願い致します。  8時50分の定刻に離陸後、朝食のサービスがされました。英国人向けにフルイングリッシュブレックファストの用意もございましたが私は日本の味、焼きそばを選びました。でもいっしょに出された紅茶とミルクはすでにイギリスのお味でした。
   
 到着1時間半前にお昼のサービス。マッシュポテトとビーフはもうイギリスの味でした。これから半月ほどお醤油味とはお別れです。  英国航空が数年前に作ったTerminal 5は広々として近代的な建物です。ヒースロー空港の中で一番遠いけれどBA専用のターミナルとして活躍しています。  友人のStewart(スチュワートさん)がお迎えに来てくれました。これから5日間、杉浦さん(中央)はスチュワートさん宅にホームステイします。  杉浦さんとスチュワートさんと別れて私達はM40を北へ向かいます。途中Oxfordのサービスで休憩。夏の英国は陽が長いので夕方でもまぶしいほどの日差しです。
     
 一休みで頂いた紅茶に入れるミルクはセミスキムミルク。奥川さんは紅茶の先生なので美味しいミルクティーにローファットのスキムミルクは合わないわねーと笑います。
そういえば近年特に英国では肥満が問題になり政府上げて健康志向になってきました。
肥満の人の少ない日本人が食する日本食がブームなのもその一環ですね。
 ヒースローを出発して2時間半で茅葺屋根に漆喰壁の建物の並ぶWowickshireへ。ここはシェークスピアの故郷です。ここの友人の家に4日間滞在しコッツウォルズ地方を散策します。  友人のSarahはDIYが得意です。家のインテリアは自作の家具やファブリックで統一され暮らしの美しさを誇っています。  いつも帰ってくる私のベッドルーム。小さなスペースだけれど私を待っている部屋。長い旅の後でゆっくり休める場所があるのは嬉しいことですね。
   
 時差のせいかとても早く目覚めてしまいました。
メールのチェックをし早々に階下のダイニングルームへ。
外は薄曇のお天気。今日も忙しい1日が始まります。
 パグ犬のバーティ。8歳になりました。この仔が子犬の頃からのおなじみです。また会えて嬉しいわ。  忙しい一日のスタートはフルイングリッシュブレックファストで。イギリス人は卵料理の温度にこだわります。冷たくてはいけません。私達の顔を見てから順番に作ってくれます。  さて、最初の訪問先、Mll Dane Garden. 蜂蜜色の建物は現在オーナー夫妻が住んでいます。少し前までB&Bも経営していたのでこちらに宿泊することもできました。
Mill Dane Garden:
School Lane Blockley Moreton-in-Marsh
GL56 9HU
http://www.milldenegarden.co.uk/
 
 無人入場口。塩ビの筒が飛び出しておりその中にお金を入れて入り口に進みます。  ガーデンへ向かう通路。大きなアンティークの時計が印象的です。  Mill Dane Gardenは約2800坪の広さです。今かが約50年前にオーナーのDare(デア)夫妻により美しくよみがえりました。 ここは Mill Daneという名前のとおり11世紀に作られたこの地方特有の水車の並ぶ土地でした。
       
 その後長い年月の間忘れ去られ1964年にデア夫妻が購入したときは荒れ果ててたとのことです。夫妻は園芸に関してはまったくの素人だったと言いますが楽しみながら学びながら作り続けたそうです。  土地はなだらかに傾斜しているので入り口からだらだらと坂道を昇って行くと一番高い場所にでます。庭の背後にこの村の教会が見えますね。  英国のコテージガーデンに欠かせないハーブの庭。香り高いハーブの花たちに癒されました。  坂を下ってくるとまた元の建物の前に出ます。こちらのコンサーバトリーはセルフサービスおカフェ。お茶とケーキで休憩です。
   
 Blockleyから車で約1時間ほどでBeckfordという小さな村へ。こちらは前回もご紹介した日本人アンティークディーラーのささきひとみさん宅です。  入り口を入ると真っ先に目を引いた大きな陶器のティーポット。20人分は入りそう。
こちらにお庭の花を生けてお迎えしてくれました。
 紅茶のインストラクターの奥川伊津子先生をお連れすると伝えていたので今日はあらたまってお茶会を予定してくださいました。  アンティークの銀器や陶器がもりもりにテーブルに並びました。
   
 奥川さん(左)から紅茶の入れ方を教えていただき早速実演しました。  豪華なティーカップに入れていただくと美味しさも倍増ですね。  ひとみさんのお庭にもそこここにアンティークが置かれています。ただそこにおいてあるだけなのに存在感があるのは古いもののもつ迫力ゆえでしょうか。ライムストーンの外壁にからまるヴァージニアクリーパーもすでに色づき始めていました。  ひとみさんとマーティン氏。
温かいおもてなしをありがとうございました。
ひとみさんは10月末に帰国予定です。
ポタリーでも11月3日にひとみさんとのイベントを計画しています。詳しくはHP上でお知らせ致します。


 
 ストラットフォードの東にWellsbourneという
町があります。
毎週土曜日の早朝から町外れの飛行場跡で
Marketがたちます。
食品や雑貨などの日用品が主ですがこちらのマーケットの魅力はイギリスの著名なブランドの服や靴などファッション品のアウトレッが出店すること。
通常の価格の10分の一くらいで素敵なものが
見つかるので見逃せません。
 朝9時にはストールもほぼそろい人出もにぎわってきました。  いつも買って帰れたら。。と思うのがベーコンやチーズなどです。地元の農家で作られたものが多く産直の美味しさを誇っています。  今日のお昼は典型的イギリスのコテージパイをいただきました。ベーコンとチーズ入りのパイとポットティーで¥1,000程です。
 Snowhill Lavender Farmへ到着。
ラベンダーの香りに癒されますね。
 7月はイングリッシュラベンダーの花盛りです。様々な色のラベンダーのグラデーション。 本当に綺麗ですね。  やはりブルーパープルがラベンダーの王道の色です。溢れるほどのラベンダー色が地平線まで続きます。  この景色はよくポストカードになります。遠くに見える黄色は菜種の花。ラベンダー色との補色で一層美しく見えます。
   
 ラベンダーファームの後でご近所のマナーハウス訪問。
こちらのお土産ものやさんは品揃いが充実しておりお勧めです。
沢山お買い物をしてしまいました。
 Manor Houseの外観。コッツウォルズ地方のライムストーンを使った蜂蜜色の建物です。  お庭はウィリアムモリス推奨のコテージガーデン。外来種を少なくイギリス本来の植物によるお庭構成でした。  当日は暑い1日でしたのでマナーハウスの羊たちも木陰でお昼ねです。和みますね。
   
 Snowhillは観光ガイドに載っていない静かな村でしたが映画, 
ブリジッドジョーンズの日記 の撮影場所になったため有名になってしまいました。
 村の真ん中の教区教会を中心に村が構成されています。村人が洗礼を受け、結婚式を挙げ、お葬式から墓地に眠るまでお世話になる場所ですね。  教会の次に大切な村のパブ。村の社交場であり旅人のお宿にもなっていました。  お庭仕事をしていたふたり。お花の名前を丁寧に教えてくれました。素敵な笑顔もありがとう!


       
日曜日の朝。イギリスはセール期間中と聞き
掘り出し物探しに近所のレミントンへお買い物に出かけます。
何度訪ねてもジョージアン様式の建築物のの美しさにうっとりします。
 今回の旅の目的のひとつ。
たくさんのティールームを訪ねるためにレミントンで
一番人気のカフェにイレブンディーズのお茶をいただきに参りました。
 内部はフィフティーズのインテリアに統一されポップで元気な色があふれています。  ブルーやピンクもほんの少しグレイッシュな色彩になっているので大人可愛い雰囲気です。ピンクが大人の色だと再確認しました。
   
 ティーインストラクターの奥川伊津子さんに茶葉を選んでいただき早速試飲。ティーポットのお湯加減も茶葉の様子もとても美味く入っているとのことでした。このお店が人気があるのは内装のみならずお茶がおいしいからですね。  お茶の後で立ち寄った私の知人のお店。彼女は中庭に小さな庭を造っています。ここにもバードフィーダーがかけられ小鳥たちの訪れを待っています。ささやかなことですがこんなことにも仕事の楽しさが伝わります。  レミントンにはたくさんのカフェがあります。今回訪ねられなかったたくさんの場所は次回のお楽しみにいたしましょう。  奥川さんが数多く訪ねたティールームのひとつ。Time For Tea 再訪したときに同じ場所にお店があってくれるととても嬉しいですね。
   
 翌日の朝。ロンドンへ戻る途中にOxford近くのKelmscott Manor(ケルムズコットマナー)に立ち寄ることにしました。残念ながらちゃんと日程を調べなかったので閉館日でした。こちらは週に2日間した開いていません。急に訪ねたので残念なことをしてしまいました。でも気を取り直してゲートの前で記念撮影。  Oxfordから始まる丘陵地帯(コッツウォルズ地方)には写真のような小川があちこちに流れています。川遊びをしたりボートで暮らしている人々を見かけます。のどかですね。  道に迷ったり渋滞にはまったりしながら夕刻になってようやくハムステッドへたどり着きました。ハイシーズンのイギリスではまだまだ日が暮れません。  人々は明るい夜の時間をめいいっぱい楽しんでいますね。私たちもこれからお食事に出かけます。
     
 一夜明けて朝食をハムステッドヒースの中にあるKenwood(ケンウッド)に食べに行きました。こちらはEnglish Heritageの第1級建築物に指定されています。  内部も博物館になっております。優雅な当時の面影を残した内装にうっとりしました。  お庭で催される野外コンサートは夏の風物詩です。ロンドンの人たちはお弁当持参でめいめい芝生に座ってコンサートを聴きます。うらやましい暮らしぶりですね。  ハムステッドヒースをお散歩する犬たちにとっても飼い主といっしょにお茶にくる場所でもあります。
 
セルフサービスのカフェは毎朝9時半からオープン。
甘いもの好きのイギリス人たち用のケーキやブリオッシュがもりもりに出されています。
小さな蛇口つきのボトルからお水をいただきます。 いろいろ迷ったけれど結局定番のイングリッシュブレックファストにしました。朝からこんなに食べてしまうのでいつもお昼が入りません。 屋外のテラスで朝ごはんです。今日も忙しい1日が始まります。

朝食後は車でサセックス州のライへ向かいます。途中ロンドン郊外のGuildford(ギルフォード)でホームステイをしている杉浦ルリ子さんと合流。

   
 Stewart(スチュアート)さん(右)は日本での滞在経験のある親日家です。
奥様のミシェールさん、二人のお子さんとミシェールさんのお母さんのタカさんとの5人家族です。
 お昼ごはんの真っ最中にお訪ねしてしまいました。野菜中心のメニューですね。  ミシェールさんのお母さん、タカさんは日本人です。50年前にアメリカ人と結婚なさりつい先日までニューヨークに住んでいました。現役の頃はドレスを作るデザイナーとして活躍なさっていました。今もご自分のアトリエで絵を描いていらっしゃいます。
アーティストです。
 スチュワートさんご一家と記念写真。
またすぐに再会できますように。
 
 人生一寸先や闇。スチュワートさんの家からライに向かう高速道路で大渋滞にはまってしまいました!ここから焼く20キロほど先で事故があり3時間半の足止めをされました。でも皆さんがいっしょだったのでおしゃべりをしたりお昼ねをしたりと楽しく時間をすごせて助かりました〜。  ようやく渋滞から開放されサービスエリアで一休み。乾杯!  夜もふけてようやく滞在先のホテルに到着しました。
今回お世話になるのはNew Romney (ニューロムニー)のホテルです。
 Romney Bay House Hotel は1920年に建てられたアールデコの様式の美しい建築物です。現在のオーナー夫妻は当時のまま保存をしつつ内部でレストランとホテルを経営しています。


   
海辺のホテルで迎える朝。窓の外には潮の引いた海岸が見えます。
なんだかとてもロマンティックな景色ですね。
 お部屋に常備されているお茶セットでまずはモーニングティーをいただき今日の仕事に備えます。  すでに階下のコンサーバトリーの中には朝食のテーブルが用意されていました。  昨日の大渋滞による疲れも見えず皆さん元気一杯です。今日も一日よろしくお願いいたします。
 
 イギリスの朝食は豪華です。数種類のシリアルやフルーツ、ヨーグルトが盛りだくさんに選べるので朝ごはんがいつも楽しみになります。  Romney Bay House Hotelのオーナー、クリントンは料理人です。朝食のベーコンや卵のお味も見た目もいつもよりずっとおしゃれですね。  ホテルは全部で10室。宿泊客のためのラウンジが1階と2階に用意されていました。海辺のホテルらしいブルーとホワイトを貴重にしたインテリアからもお客様へのホスピタリティが感じられます。  私たちは3泊しかしませんでしたが次回は1週間くらいのんびりお泊りしたいものです。
     
 ホテルのゲートを出ると眼前には海。  早朝から釣りを楽しむ人に何が釣れるのか尋ねてみました。  海辺はDog Loversのお散歩道でもあります。大の犬好きの私たちにとっても楽しい場所です。  イギリス人の大半が犬か猫を飼っています。ホテルの飼い猫、オスカー。お客様になれていて写真を撮るときにポーズをとってくれました。
 Romeny Bayからすぐ近くにいつも訪ねるDerek Jarmanの庭があります。Ryeへ向かう途中に立ち寄ってみました。  海まで続く小石の浜の中に彼の庭はあります。野生の夏の花が庭の中に進出していたけれどとてもよい雰囲気なのできっと放置されているのでしょう。ジャーマンの死後もボランティアの人々がコテージと庭を管理しているそうです。  毎回訪れるたびに庭の表情が異なります。厳しい自然のなかで育つ植物はどれも巨大で元気です。  お隣のコテージの庭先で洗濯物が風にそよいでいました。ミニマムでナチュラルなここでの暮らしはぶりにあこがれます。
   
 Rye Potteryは1950年代に大活躍をした由緒ある窯元です。残念ながら近年になって釜は閉められ現在は街中にショップを残すばかりとなりました。  Rye Potteryから巣立った陶芸家の一人がアイデンポタリーのDennis Townsend(デニすタウンゼント)です。デニスの作品も50年代のイギリスを代表する陶器としてポタリー年鑑に掲載されています。  お店の裏に小さな工房を見つけました!ライポタリーのファクトリーはなくなりましたが伝統を守る陶芸家たちが継続して作陶を続けています。  ライの町にはアンティークショップが軒を連ねています。どのショップのオーナーたちも仲良しで探しモノが自分の店にないときはお隣のお店に問い合わせてくれます。合理的なイギリス人らしく商売も連携しサービス向上を一致団結して行っているのです。
 
 午後4時のアフタヌーンティーに招かれMrs.Ann Lingardを訪ねました。アンのお庭は夏の花が咲き一年で一番美しい季節を迎えていました。  いつもホームメイドのケーキやスコーンを何種類も作ってもてなしてくれます。  ”お茶にはミルクが先よ。”とアンが教えてくれました。陶磁器のクオリティが今ほど優れていなかったころ熱いお茶をカップに急に注ぐと茶器を傷めることがあったからだそうです。
薄くてエレガントな磁気を彷彿いたしました。
 いつもおしゃれなアン。今年は夏が暑くなり久しぶりにサマードレスを着たと話しておりました。
本当に私たちが滞在中はお天気に恵まれました。


毎週木曜日の朝、ライの町には市がたちます。日用品がメインですが産直のハムやチーズ、野菜やパンなど美味しそうなものが盛りだくさんに出店されます。
地元の人々はこの日に1週間分の食料を買出しにきます。また当日はタウンホールで質のよいアンティークマーケットも開催されると聞いたので6時起床で町に繰り出しました。

 
 朝6時の海。遠くに昨日訪ねた
Derek Jarmanのコテージのある村が見えます。
 早朝のライの町では観光客の姿は私たちだけでした。  マーケットは朝7時からお昼まで開かれます。  タウンホールでたくさんアンティークを
買いました。
お店を出している方たちも皆さん地元の
ディーラーです。気さくで親切。
 10時に皆さんと別れてお買い物をした商品をRye Harbor(ライハーバー)の船会社へ届けました。こちらの会社とはもう25年のお付き合いになります。  いつもにこやかに取り次ぎをしてくれるCathy. 美味しいお茶をありがとう。  荷物をとどけてやれやれ一安心をするといつも立ち寄るカフェがあります。ライハーバーの突端にあるので知る人ぞ知るカフェです。  早速クリームティーをおねがいしました。
こちらのスコーンは特別に美味しいのでお勧めです。
 
 午後再び皆で集合をしサセックスで有名なガーデン、Pashley Manor Gardenへ。  こちらのガーデンはお庭全体がギャラリーになっておりイギリスのアーティストたちの作品を展示しています。  屋外で風や光を感じながら美術鑑賞ができるので一日過ごしていても飽きません。  ところどころに写真用のスポットがあり記念写真も
撮ることができます。

 このガーデンの魅力のひとつはガーデンカフェにもあります。お昼に典型的イギリス料理をいただきお庭を見ながら一休みする時間は至福のときです。  早速ティータイムにいたしました。  ブラッシュアップしたばかりの英語を使って英国人カップルとのおしゃべりが盛り上がっています。  素敵なガーデナーのおじ様と記念写真。
彼はベジタブルガーデンの担当だそうです。
こちらのべジガーデンは私の憧れなのでお会いできて光栄でした。
 
 ホテルへの帰り道にTenterden(テンタドン)に立ち寄り休憩。典型的ケントの豊かな地方都市です。  明るい笑顔でお茶をサービスしてくれたふたり。
笑顔は心を通わせる最高のツールですね。
私たちも撮っていただきました。
私たちも最高の笑顔を返します。
 この町のチャリティショップはゴージャスです。
豊かな町なのですね。
ドアの前にどなたかが寄付の商品を
置いていかれています。
このように無料の寄付からお金を作るアイデアは
Oxfamが最初でした。
その後似たようなショップがたくさんできました。
不要なものの停滞が家庭にないのはこのようなショップがたくさんあるからですね。
チャリティショップめぐり、イギリスへいらしたらぜひ試してみてください。掘り出しものが見つかります。
 翌日はロンドンへ戻ります。すでに車は後ろが見えないほどの荷物でいっぱいになりました〜。  途中でJane Hogben Terracotta社を訪問。ちょうどHampton Court Flower Showに出展しているJaneには会えませんでした。  車にいっぱいの荷物が乗っているのにまたまたお買い物をしてしまいました。  ようやくHampsteadへ戻ってまいりました。お疲れ様。


週末の朝。お天気に恵まれ今日もまた1日大忙しです。

       
 ハムステッドには路地裏がたくさんあります。
車の入らない路地裏カフェに
朝ごはんを食べに参ります。
 このカフェは自家製のベイストリーやケーキが
美味しいのでよく訪ねます。
若いひとたちがきびきびお仕事をしている姿って
見ていて楽しいですね。
 路地裏にはお散歩中のDog Loversも
たくさん通ります。
 朝ごはんの後は地下鉄に乗って街へ。
       
 土曜日にロンドンに滞在していたら必ず行く場所は
ポートベローでしょうか。
ここを歩いていると最低5ケ国語の言語を耳にします。
観光客ばかりですね。
もちろん中国の方もたくさんいらしていました。
 イギリスのお花やさんはどうしてこんなに素敵なのでしょう。山盛りの珍しいお花に見とれてしまいますね。  毎回異なる趣向のストリートエンターテイナー人々に出会います。  今日はこれからピカデリーサーカスまで出かけアフタヌーンティーをいただきます。
大忙しの一日ですね。
       
 Cafe Royal(カフェロイアル)はピカデリーサーカスから徒歩1分。堂々たる構えはさすがに5ツ星の貫禄ですね。  入り口ちかくのホールも広々としており待ち合わせに最適です。  今日はよく歩きました。
ゆっくりお茶をいただきましょう。
 こちらのアフタヌーンティーの趣向は斬新で従来の形と大きく異なり最初は戸惑いました。サンドイッチ、スウィーツ、スコーンと順番に丁寧に出していただきました。お茶もお菓子も大変美味しく大満足でした。
       
駆け足の土曜日から一夜明けて
今日は最後の日です。
夕刻の飛行機で帰路に着きます。
最後まで存分に楽しみましょう。
朝食にいただいたクランペットはイギリスらしい素朴なパンです。もちっとした食感が好きでこちらに来ると食べるもののひとつです。  日曜日になるとハムステッドのコミュミティーセンターでアンティークマーケットが開かれます。  上質なアンティークが見つかるので
皆で出かけました。
最後までお買い物を楽しみます。
       
 たまたまハムステッドのハイストリートで
お祭りをしていました。
夏の間はどこでもこのようなフェスタが開かれます。
 犬連れの人々もたくさん見かけました。
わんこたちもみなお行儀がよく
おとなしくご主人様を待っています。
 お祭りも最高潮のころとてもクールなおじさん、
おばさんバンドのコンサートが始まりました。
この国では年を重ねた人々がとても元気です。
人生はいつも始まりなのですね。
 荷造りを済ませてこれからヒースロー空港へ
向かいます。
皆さん大変な大荷物。
無事に帰国できますように!


今回の旅のお話をようやく書き終わりました。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。

写真を見ながらコメントをつけていると私たちが旅の間話した事柄や大笑いしたことなどを思い出しひとりで笑ってしまいました。
数々の出会いや刺激を受けたことを思い返すと旅は人生のスパイスだなとしみじみ思います。

私たちの旅はまだまだ続きます。

これからもたくさんの感動に出会えますように。


2015年9月11日
荻野洋子